- IFO・IFD・OCOの違いが分からない
- 仕事中はチャートを確認できないため、利益確定と損切りを事前に設定したい
- 出勤前に取引条件を決めておき、仕事中は相場を気にせず本業に集中したい
サラリーマンは勤務中にチャートを確認できないことが多く、新規注文が約定しても、すぐに損切り注文を追加できない場合があります。そこで役立つのが、新規注文と、その後の利益確定・損切りをまとめて設定できるIFO注文です。
この記事では、IFO注文の仕組みから、新規価格・損切り価格・利益確定価格・取引数量の決め方まで解説します。
IFO注文を使えば、出勤前に取引の判断をまとめられます。判断を整理することで、勤務中は相場を気にしすぎず本業に集中しやすくなります。まずは新規・利益確定・損切りを事前に決めるところから始めましょう。
IFO注文とは、利確から損切りまで先に決める注文方法

IFO注文を出すと、まず新規注文が待機します。新規注文が約定すると、利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になります。どちらか一方を約定すると、もう一方は自動的に取り消されます。
流れを整理すると、次の通りです。
- 新規注文を設定する
- 新規注文が約定する
- 利益確定と損切りの注文が有効になる
- どちらか一方が約定する
- もう一方の注文が取り消される
新規注文が約定しなければ、利益確定と損切りの注文も有効になりません。
なお、同じ仕組みでも、FX会社によって名称が異なります。松井証券FXでは「IFO注文(IFD+OCO)」、DMM FXでは「IFO」、ヒロセ通商では「IF-OCO」と案内されています。
利用しているFX会社の注文画面に「IFO」が見当たらない場合は、別の名称で同様の注文方法が用意されていないか、公式マニュアルを確認してください。
参考:松井証券「FXのIFO注文(IFD+OCO)とは何ですか」、ヒロセ通商「IF-OCO注文とは?」、GMOクリック証券「新規注文」
IFD・OCO・IFOの違い
IFD・OCO・IFOの違いは、新規注文と決済注文をどこまでまとめて設定できるかで考えると分かりやすくなります。
| 注文方法 | できること | 注文の組み合わせ |
|---|---|---|
| IFD | 新規注文と決済注文を1つ設定する | 新規注文+決済注文1つ |
| OCO | 2つの注文を同時に設定する | 一方が約定すると、もう一方を取消 |
| IFO | 新規注文と2つの決済注文をまとめて設定する | 新規注文+利益確定+損切り |
IFDは、「この価格になったら新規で入る」と「約定したらこの価格で決済する」という2段階の注文です。ただし、決済注文は1つなので、利益確定と損切りの両方を同時には設定できません。
OCOは、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定すると、もう一方が自動で取り消される注文です。たとえば、すでに保有しているポジションに対して、利益確定と損切りの2つの出口を設定する場合に使えます。
IFOは、このIFDとOCOを組み合わせた注文方法です。新規注文に加えて、約定後の利益確定と損切りまでまとめて設定できます。
つまり、新規から利益確定・損切りまで事前に決めておきたい場合に使いやすいのがIFO注文です。仕事中にチャートを確認しにくいサラリーマンにとっては、約定後に慌てて決済注文を追加する場面を減らせます。
新規注文の約定後に利益確定・損切りが有効になる
IFOでは、新規注文が一次注文、利益確定と損切りが二次注文に当たります。二次注文は、一次注文が約定するまで待機しています。
新規買いが約定すると、利益確定の売り指値と損切りの売り逆指値が有効になります。利益確定が先に約定すれば損切り注文は取り消され、損切りが先に約定すれば利益確定注文が取り消されます。
DMM FXの公式マニュアルでも、新規注文の約定後に決済注文が有効となり、一方が約定したら他方が取り消されると説明されています。
参考:DMM FX「クイックガイド スマホアプリ DMM FX」
IFO注文の流れを解説

ここからは、1つの買い注文でIFOの動きを確認します。
- 現在値:150.00円と仮定
- 新規買い:149.00円
- 利益確定:151.00円
- 損切り:148.00円
現在値が150.00円のとき、「149.00円まで下がったら買う」という新規指値を予約します。同時に、買えた後の出口として151.00円の利益確定と148.00円の損切りを設定します。
注文の分岐は次のとおりです。
| 値動き | 注文の状態 |
|---|---|
| 149.00円まで下がらない | 新規注文は未約定。決済注文も有効にならない |
| 149.00円まで下がる | 新規買いが約定。151.00円と148.00円の決済注文が有効になる |
| 約定後に151.00円まで上がる | 利益確定の指値が約定。148.00円の逆指値は取消 |
| 約定後に148.00円まで下がる | 損切りの逆指値が発動。151.00円の指値は取消 |
IFOは相場を予測して価格を決める機能ではなく、入力した条件に従って注文を待機・発動させます。
現在値150.00円から新規買い149.00円を予約する流れ
現在値を150.00円と仮定し、149.00円まで下がったら新規で買う注文を入れます。今回の149.00円は、現在値より低い価格で買う新規指値です。
価格が149.00円へ下がらなければ、新規注文は約定しません。約定させるため勤務中に価格を動かすと、出勤前に決めた条件が変わってしまいます。
149.00円で買えた後は、151.00円と148.00円の2つの決済注文が有効になります。その後の値動きに応じ、利益確定か損切りのどちらかでポジションを決済します。
利益確定の指値と損切りの逆指値を確認する
今回の買いポジションの決済例では、151.00円を利益確定側の指値、148.00円を損切り側の逆指値として設定します。
- 151.00円:149.00円で買った後、価格が上がった場合に利益確定する売り指値
- 148.00円:149.00円で買った後、価格が下がった場合に損切りする売り逆指値
ここで、「指値は必ず有利な価格」「逆指値は必ず不利な価格」と一律に覚えないでください。上記は、今回の買いポジションを決済する場面での関係です。新規注文では、現在値より高い価格まで上昇したら買う場合などに逆指値を使うこともあります。
実際の発注時は、新規か決済か、買いか売りかを確認して執行条件を選びましょう。
FXでIFO注文の基本的な使い方

IFO注文では、新規注文・利益確定・損切りの条件を設定し、内容に間違いがないか確認してから発注します。
画面の表示やボタン名はFX会社によって異なりますが、基本的な流れはほぼ同じです。ここでは、特定のFX会社に限定せず、IFO注文を出すときの基本的な使い方を解説します。
注文画面で入力する基本項目
IFO注文では、主に次の項目を入力します。
- 通貨ペア
- 買い・売り
- 注文方法
- 新規注文の条件(指値・逆指値など)
- 新規注文価格
- 取引数量
- 利益確定価格
- 損切り価格
- 有効期限
新規注文価格は「どこで取引を始めるか」、利益確定価格と損切り価格は「どこで取引を終えるか」を決める項目です。
取引数量も重要です。数量が大きくなるほど、同じ値幅でも利益や損失の金額が大きくなります。そのため、注文できる最大数量ではなく、事前に決めた許容損失額に合う数量を入力してください。
なお、Lotの単位はFX会社によって異なります。たとえば、DMM FXでは通常通貨ペアとミニ通貨ペアで1Lotあたりの通貨数が異なります。ヒロセ通商のLION FXでは1Lot=1,000通貨が基本ですが、一部の通貨ペアでは異なります。GMOクリック証券のFXネオでも、通貨ペアによって最小取引単位が異なる場合があります。
発注前に、利用しているFX会社の1Lotあたりの通貨数や最小取引単位を確認しておきましょう。
入力から発注までの基本手順
IFO注文を出す基本的な流れは、次のとおりです。
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 注文方法からIFOに相当する注文を選ぶ
- 買い・売りと、新規注文の指値・逆指値を選ぶ
- 新規注文価格と取引数量を入力する
- 利益確定価格と損切り価格を入力する
- 注文の有効期限を確認する
- 確認画面で入力内容を見直す
- 発注後に注文照会を開き、注文内容を確認する
たとえばDMM FXでは「IFO」を選び、新規注文の売買・数量・注文価格などを入力した後、決済側の利益確定と損切りを設定します。
GMOクリック証券では「IFD-OCO」という名称が使われています。このように名称や画面の表示はFX会社によって異なるため、実際に発注するときは利用しているFX会社の公式マニュアルも確認してください。
発注前に3つの価格・数量・有効期限を確認する
入力が終わったら、そのまま発注せず、次の項目を1つずつ確認してください。
- 通貨ペアを間違えていないか
- 買いと売りが逆になっていないか
- 新規注文価格がエントリー条件と合っているか
- 利益確定価格と損切り価格を入れ替えていないか
- 取引数量が許容損失額に合っているか
- 有効期限に問題がないか
特に注意したいのが、価格と取引数量の入力ミスです。IFO注文は入力した条件に従って注文が動くため、設定を間違えていても自動で修正してくれるわけではありません。
また、設定できる有効期限はFX会社や取引ツールによって異なります。発注後は注文照会を開き、入力した価格・数量・期限で正しく受け付けられているか確認しましょう。
IFO注文の前に決める5項目

IFO注文は、画面を開く前の準備で使い方が決まります。エントリー条件、損切り価格、許容損失額、取引数量、利益確定価格の順に決めてから入力してください。
特に避けたいのは、取引数量を先に固定し、その数量で損失額を抑えるために損切りを近づける流れです。損切り価格は取引の根拠から決め、数量は損切り幅と許容損失額に合わせます。
1.エントリー条件と新規注文価格を決める
最初に決めるのは、「どの条件になったら取引を始めるか」です。その条件を、IFOの新規注文価格へ落とし込みます。
たとえば、現在値より低い価格まで下がったら買う計画なら、新規買い指値を検討します。一方、現在値より高い価格を超えたら買う計画では、新規買い逆指値を使う場合があります。
自分のエントリー条件に合う注文を選びます。条件に到達しなければ新規注文は約定しません。
2.シナリオが崩れる損切り価格を決める
新規注文価格を決めたら、次に損切り価格を決めます。取引数量より先に決めるのがポイントです。
損切り価格は、ここまで逆行したら、最初に考えたエントリーの根拠が崩れると判断する位置に設定します。ポジションを持ってから、含み損を見ながら決めるのではありません。
新規注文価格と損切り価格の差が損切り幅になります。この損切り幅をもとに、次のステップで許容損失額に合う取引数量を決めます。
なお、損切りの逆指値を設定しても、必ず指定した価格で決済されるとは限りません。相場が急変した場合などは、指定価格より不利な価格で約定する可能性があります。
3.その取引で許容する損失額を決める
損切り価格が決まったら、その取引で許容できる損失額を決めます。
許容損失額は、注文画面に表示される最大発注可能額とは別に考えます。口座で注文できる最大数量と、自分が受け入れられる損失になる数量は一致するとは限りません。
全員に共通する金額や割合はありません。本業や生活、睡眠を崩さない範囲かという視点も含めて決めましょう。
4.損切り幅と許容損失額に合う取引数量を決める
取引数量は、損切り価格と許容損失額が決まってから計算します。「いつも1Lot」と先に固定するのではなく、その取引の損切り幅に合わせて数量を決めます。
ただし、計算した通貨数をそのまま注文できるわけではありません。FX会社ごとに1Lotの定義、最小取引単位、数量刻みが異なるためです。計算結果が注文単位に合わない場合は、許容損失額を超えない数量に調整します。最小単位でも許容損失額を超えてしまう場合は、その取引を見送ります。
損切り幅と許容損失額から取引数量を出す具体的な計算方法は、FXの取引数量・ロット計算を解説で確認できます。この記事では計算式を繰り返さず、決める順番に集中します。
5.利益確定価格を決める
最後に利益確定価格を決めます。利益が出てから決済のタイミングを探すのではなく、エントリー前に利益確定する価格まで決めておきます。
利益確定価格を決められなければ、決済OCOを完成させられません。今回の取引計画として、根拠を持って説明できる価格か確認してください。
決めた5項目をIFO注文へ入力する
5項目が決まったら、取引計画を注文画面へ対応させます。
| 取引計画 | IFOの入力内容 |
|---|---|
| エントリー条件と新規価格 | 売買方向、新規の指値・逆指値、新規注文価格 |
| 損切り価格 | 決済側の逆指値価格 |
| 許容損失額 | 数量を決める上限として使用 |
| 取引数量 | 注文数量・Lot数 |
| 利益確定価格 | 決済側の指値価格 |
入力後は、事前に決めた5項目と注文内容が一致しているか確認します。違いがあれば、そのまま発注せず入力内容を見直してください。
IFOは、考える作業を代わりに行う機能ではありません。事前に終えた判断を、設定条件に従って執行する注文方法です。
サラリーマンがIFO注文を使う流れ

サラリーマンがIFOを使う目的は、勤務中の判断を増やすことではありません。出勤前に必要な判断を終え、仕事中に注文へ触れる場面を減らすことです。
ここでは、IFOに直接関係する行動だけを整理します。朝・夜・週末を含むルーティン全体は、サラリーマンのFXルーティンで確認してください。
出勤前|5項目と注文内容を確認して発注する
出勤前に、5項目と注文内容を確認します。
- エントリー条件と新規価格を説明できるか
- シナリオが崩れる損切り価格を決めたか
- 許容損失額を決めたか
- 損切り幅に合う数量を確認したか
- 利益確定価格を決めたか
- 有効期限と注文仕様を確認したか
すべて決まっている場合だけIFOへ入力し、発注後に売買・価格・数量・期限を再確認します。1つでも決められない項目があれば見送ります。
勤務中|値動きを見て予定外に変更しない
勤務中は本業へ集中し、出勤前の計画に無い注文変更はできるだけ行いません。
特に避けたい変更は、次の3つです。
- 含み損を見て損切り価格を遠ざける
- 損失を取り返すため取引数量を増やす
- 当初の計画にない注文を追加する
仕事中にチャートを見ないための取引全体を見直したい場合は、仕事中にFXチャートを見られないサラリーマンはどうする?を参照してください。
帰宅後|損益と計画どおりに運用できたか確認する
帰宅後は、利益か損失かだけで評価しません。出勤前の計画と実際の注文が一致していたかも確認します。
- 新規注文は約定したか、未約定か
- 決済された場合、利益確定と損切りのどちらが成立したか
- 残った注文は取り消されているか
- 未約定注文の有効期限は残っているか
- 勤務中に予定外の変更をしなかったか
- 価格や数量の入力ミスはなかったか
結果だけでなく、事前に決めた手順を実行できたか確認しましょう。
IFO注文を使う4つのメリット

IFO注文のメリットは、新規注文・利益確定・損切りを事前に設定できることです。そのため、チャートを確認する回数や、約定後に注文を追加する場面を減らます。
主なメリットは次の4つです。
- 新規注文から決済注文まで事前に設定できる
- 新規価格への到達を見続ける必要を減らせる
- 損切り注文の入れ忘れを防ぎやすい
- 勤務中の予定外の判断を減らしやすい
ただし、損失を防げる、設定後は確認しなくてよい、勝ちやすくなるという意味ではありません。
新規注文・利益確定・損切りをまとめて設定できる
IFOでは、新規注文とあわせて、約定後の利益確定と損切りも事前に設定できます。
そのため、新規注文が約定した後にチャートを確認して、損切り注文を慌てて追加する場面を減らせます。仕事中にチャートを確認しにくいサラリーマンにとって、事前に決済まで準備できる点は大きなメリットです。
また、発注前に利益確定と損切りの両方を決めることで、どこで利益を確定し、どこで損失を止めるのかを明確にしたうえで取引を始められます。
仕事中にチャートを見る回数を減らせる
新規注文・利益確定・損切りをあらかじめ設定しておけば、価格が動くたびにチャートを開いて注文する必要がありません。
会議中や作業中に約定を確認し、急いで損切り注文を追加する場面も減らせます。
また、利益確定と損切りを事前に決めておくことで、勤務中に相場を見て予定外の判断をする機会も減らせます。
IFO注文のデメリットと注意点

IFO注文は便利ですが、新規注文が約定しない場合や、入力ミス、期限切れ、スリッページなどに注意が必要です。また、注文の名称や仕様はFX会社によって異なります。
新規注文が約定せず取引が始まらないことがある
価格が新規注文の条件へ到達しなければ、新規注文は約定しません。新規注文が未約定なら、利益確定と損切りも有効になりません。
注文期限が切れれば、新規注文は失効します。帰宅後など自分で決めた時点で、未約定注文が現在の計画に合うか確認します。
相場変化や入力ミスに合わせて計画は自動修正されない
IFOは自動売買EAではありません。設定した条件を待機・執行する複合注文であり、相場分析をやり直したり、入力ミスを見つけて修正したりはしません。
買いと売り、価格、Lot数を間違えても、注文条件として受け付けられる可能性があります。速度より内容確認を優先しましょう。
変更・取消の条件もFX会社ごとに異なるため、利用会社のマニュアルに従ってください。
逆指値でも指定価格で約定せず想定損失を超える場合がある
損切りの逆指値を設定しても、指定した価格で必ず約定するとは限りません。
スリッページとは、注文価格と実際の約定価格に差が生じることです。相場急変、流動性の低下、週明けの価格差などでは、逆指値価格を超えて不利な価格で約定する可能性があります。
松井証券FXの公式説明でも、損切り側の逆指値は指定レートで約定しない場合があると注意されています。したがって、損切り幅から計算した損失額は予定値であり、上限保証ではありません。
また、ロスカットがあるから証拠金を超える損失は発生しない、というわけでもありません。金融庁は、相場が急激に変動した場合、ロスカットが適用されても証拠金を上回る損失が生じることがあると説明しています。「逆指値を入れたから損失額を固定できる」「ロスカットがあるから証拠金以上は失わない」とは考えないでください。
IFOの名称と仕様がFX会社で異なる
IFO相当の注文は、FX会社によって名称だけでなく、画面、取引単位、有効期限、注文可能な価格幅、変更・取消方法も異なります。
具体例として、確認した公式情報では次の違いがあります。
- 松井証券FX:IFD-OCOに相当する注文を「IFO注文(IFD+OCO)」と説明し、注文画面では「IFDOCO」と案内
- DMM FX:「IFO」を使用。通常通貨ペアとミニ通貨ペアで1Lotの通貨数が異なる
- ヒロセ通商 LION FX:「IF-OCO」を使用。1Lot=1,000通貨が基本だが、一部通貨ペアは異なる
- GMOクリック証券 FXネオ:「IFD-OCO」を使用。最小取引単位には通貨ペアによる例外がある
仕様は変更される可能性があるため、発注前に利用会社の現行ページを確認してください。
IFOが使えるかだけでFX会社を選ぶのではなく、自分が計算した数量を入力できるか、期限や操作方法が取引計画に合うかまで確認します。必要な読者は、サラリーマン向けFX会社比較も参考にしてください。
IFO注文が向いている人・向いていない人

IFO注文は、入口と出口を事前に決められる人に向いています。反対に、価格や数量が決まっていない状態で使うと、計画を固定するという利点を活かせません。
IFO注文が向いている人
次のような人は、IFOを使う目的が明確です。
- 新規価格、利益確定、損切りを事前に決められる
- 損切り幅と許容損失額から取引数量を確認できる
- 仕事中など、チャートを見られない時間がある
- 新規約定後に手動で損切りを追加したくない
- 勤務中の予定外の判断を減らしたい
- 利用会社の注文期限や取引単位を確認できる
IFO注文は、取引前に条件を決めておき、勤務中の判断や操作をできるだけ減らしたい人に向いています。
IFO注文が向いていない人・使わない方がよい場面
次の状態では、IFOの発注を急がないでください。
- エントリー条件を言葉で説明できない
- 損切り価格を決めていない
- 許容損失額を決めていない
- 取引数量を計算していない
- 利益確定価格を決めていない
- 最小取引単位でも許容損失額を超える
- 勤務中に手動で変更することが前提になっている
- 利用会社の注文仕様を確認していない
- 相場急変時に想定損失を超える可能性を受け入れられない
上記項目のどれかが決まらないなら、その日は取引しないという判断も取引管理の一部です。IFOの入力欄を埋めるために、根拠のない価格や数量を作る必要はありません。
まとめ|IFOは出勤前に取引計画を固定するために使う

IFO注文は、新規注文と、その約定後の利益確定・損切りを事前に設定できる注文方法です。
発注前に、次の5項目を決めます。
- エントリー条件と新規注文価格
- シナリオが崩れる損切り価格
- 許容損失額
- 損切り幅と許容損失額に合う取引数量
- 利益確定価格
決めた内容をIFOへ入力し、出勤前に価格・数量・期限を確認します。勤務中は損切りを遠ざける、数量を増やす、注文を追加するといった予定外の変更をせず、本業へ集中します。帰宅後は損益だけでなく、計画どおりに注文を設定・運用できたか振り返りましょう。
IFOは安全に放置するための機能ではありません。相場急変時には、逆指値が指定価格より不利な価格で約定し、想定損失額を超える場合があります。
5項目を決められない日は、無理に注文を出さないことも大切です。
出勤前にやるべき判断を済ませ、仕事中はチャートを気にせず本業に集中する。まずは1回目の取引から、本業を優先しながら無理なくFXを続けられる取引の形を作っていきましょう。